ニュースのポイント!

■ 原作者の七彦先生と輝日役のLynnの対談インタビューが公開。
■ アンゴルモア元寇合戦記が生まれるきっかけは、たかぎ先生が高校生の頃に図書館で「蒙古襲来絵詞」に出会った事から始まった。
■ 20代前半に漫画家のアシスタントをしていた、たかぎ先生。その時に中国旅行で触れた現地での体験や景色が、リアリティのある時代物を描くためのベースと今でもなっている。

たかぎ七彦&Lynn対談内容

Lynnさんの輝日へ懸ける思い、そしてたかぎ七彦先生の取材ノートが初公開され、本作の世界観と魅力を語っていただきました。

高校生の時に「蒙古襲来絵詞」を図書館で見て驚いた

■ まずは、作品の中で元寇を取り上げようと思ったきっかけを教えてください。

たかぎ先生:もともとは日本史よりも世界史の方に興味があったんです。
でも高校生のときに「蒙古襲来絵詞(もうこしゅうらいえことば)」を図書館で見て驚きました。

歴史の教科書に載っている馬と「てつはう」が描かれている有名な絵巻物ですが、実はあれは絵巻の断片でしかなく、本来はモンゴル兵や高麗兵も大勢描かれていて、日本の絵巻なのに面白いなと感じたんです。

こんなに魅力的な絵巻なのに、どうしてあまり知られていないんだろうと気になりました。もちろん当時は元寇をテーマにした漫画を描くことになるなんて思っていませんでしたが、ずっと心に引っかかっていました。

■ それで元寇を題材とした漫画を描こうと思ったんですね。

たかぎ先生:最初は絵巻に登場した人物を主人公にして漫画を描いたのですが、面白くないと言われてしまって(笑)そこから、自分で主人公を創作して一から連載として描いてみようと思いました。ネーム1話を描き上げて出版社を回った時に、KADOKAWAのヤングエース編集部に声をかけていただきました。

■ 作品を描くにあたって、事前の取材などはどうされましたか?大変だったのではと思いますが、何か参考にされたものなどはありますか。
たかぎ:20代前半の時、漫画のアシスタントをしていましたが、休みをもらって中国に旅行に行ったことがあるんです。舗装していない道とか、屋根に草が生えているような感じとか、日本の中世のような雰囲気がありました。ずっとリアリティある時代物を描いてみたいと思っていたので、実際に目に触れることができて興味深くて作品を描く上で当時撮影した写真なども参考にしています。

■ 本日、いろいろ資料をお持ちいただきましたが、ご紹介して頂いてよろしいですか。
たかぎ:まずは、元寇の100年後に書かれたといわれる「八幡愚童訓(はちまんぐどうくん)」という本です。当時の元寇に関しての歴史資料は少ないので、この本に残っている記録を参考に、オリジナルでどんどん肉付けしていきました。

あと、これは日本語訳になりますが、当時中国の皇帝使節が高麗に渡った時に書いた「高麗図経(こうらいずきょう)」という本です。高麗についても歴史資料が少なくて、まずこれは読まないといけない資料の一つですね。もともと歴史ものを描く際は時代劇や小説を参考にするのではなく、一次資料から描きたいと思っていたので特に外国の歴史は慎重に下調べをしています。

それとこんなものも持ってきました。このノートは、いろいろな絵巻を描き写したものになります。予め描き慣れておかないと急には描けないので、暇なときに描き進めています。雀を捕る公家とか結構面白い描写があるので、漫画の背景に使えるんです。ほぼメモですね。

Lynn:すごい!メモとは思えないクオリティですね!

たかぎ:歴史好きの読者の方も多いので、手を抜けないなと。
絵巻は図版を買って、タブレットに入れていつでもどこでも見られるようにしています。

語られる一人ひとりのキャラクター誕生の経緯と思い、アニメ化に当たってのエピソード

続くインタビューでは作中に登場する人物がどういったきっかけで生まれたのか、それぞれのキャラクターの立ち居地や有り方等についても詳細に語っています。
続きは公式サイトで楽しむことが出来ますので、続きが気になる方や興味が生まれた方は是非一度アクセスして見てください。

アンゴルモア元寇合戦記 原作者・たかぎ七彦&輝日役・Lynnの対談インタビュー!

公式サイト:アンゴルモア元寇合戦記

Twitterでフォローしよう

おすすめの記事