2014年夏に公開された作品「アルドノア・ゼロ」。

地球と火星が争う世界、そんな世界で主人公の界塚伊奈帆もその仲間たちと共に謀略渦巻く戦禍に巻き込まれてしまうのだった。

という事で、火星の人たちと地球の人たちの間で戦争が行われどっちが勝つかを双方の主要人物達の視点で描かれた作品です。
地球側は界塚伊奈帆、火星側はスレインが戦火の中で大きな役割を果たしていくストーリーを描いています。

双方、カタフラクトという人型ロボットを利用し戦いを繰り広げます。しかし、資源と技術力の差から地球と火星では火星のカタフラクトの方がより凄く優れており、その性能差は何百倍以上とも言える程の物です。

よくある、最初からかなり強い機体に主人公が乗り込んで操作は危ういながらも無双するというパターンではなく、弱いマシーンで伊奈帆は火星側の自分たちよりも相当強い期待を頭脳をフル活用し倒していきます。
絶対に勝てないという状況でも周囲と環境をしっかりと把握し、非常に高い分析能力を活かし相手を打ち倒していきます。
機体は弱いかわりにパイロットが規格外の強さというところでしょうか。

ちなみに地球側の伊奈帆、火星側のスレイン双方ともに元々階級が高い軍人だったりという事はなく普通の兵士(平民)として最初は登場します。が、繰り返す戦いの結果から、特にスレインは自国の中における成り上がりのスピードは異常な程でした。
伊奈帆は純粋に戦闘の才能が、スレインはそれに加えて政治の才能がといったところでしょうか。

アセイラム・ヴァース・アリューシアという物語のキーになるお姫様がいるのですが、特に大きく何かを成し遂げる訳ではなく、この人の生存を巡って戦闘が起きていくという意味での要人になります。
が、結局撃たれてしまいますが・・・。

2期まで見た感想ですが、絵は奇麗でストーリーも主人公の強さのおかげでピンチを切り抜ける快活さもあり視聴者としては楽しめました。
他作品の名前は出しませんが、機体とパイロット最強無双とはちょっと違った戦略でのドンパチもみたいなという方には楽しめる作品だと思います。

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