2014年春に公開された作品「ノーゲーム・ノーライフ」。
いまなお続編の放送が待たれる人気作品です。
2016年7月には劇場版決定の報が出ました。

ストーリーは空と白という二人のひきこもりゲーマー兄妹が、ゲームの強さが全ての異世界の神様的存在のテトに引きずり込まれます。
その世界において二人は最弱の種族イマニティ陣営の王として様々な物を賭けて他種族と勝負をしていくという物です。

絵柄というかキャラクターの雰囲気ですが、線は割と尖っているシャープな印象で描かれています。
いずなやステフといったかわいいキャラはその中でも柔らかいふわっとした感じを出して描かれています。

作品の要となるゲームでの戦いですが、単純な勝った負けたではなく、しっかりと頭脳戦や心理戦を描いており、その展開の熱さに思わず引き込まれます。
また、魅せ方が上手いというか演出と音楽の相乗効果が全体を更に盛り上げてくれる作品でした。
見ている方の多くは、どうなるんだろう?!とワクワク・ドキドキしたに違いありません。
一応、よくある主人公最強物ですが同時期にあった最初から最後まで完璧で最強な「さすおに」とは違い、最後は勝つけど途中はしっかりとピンチになり焦るシーンも毎回ありました。
そういった意味でも他の作品とは少し違っていたのではないかと言えなくはないでしょうか。

声優については、ネトゲ系主人公の権化(笑)である「松岡禎丞」氏が主人公である空を。
もう一人の主人公である白を「茅野愛衣」氏が演じています。

最後まで見ているとわかるのですが、誰も大きく不幸にはなりません。
この世界事態に人を殺してはいけないという決まりがあるため、そこは当然なのですが主人公たちが行動を起こすせいで誰かが闇落ちするような展開というのは一切ありません。
見ていて不安や後味の悪さはなく、スカっとしていて視聴後も気持ちの良い、例えるなら絶叫系アトラクションに乗ったような感じを受けます。
それだけに、変に入れ込んだエロ要素は蛇足だったんじゃないかな?とも思います。
そして、ストーリーの展開がかなり駆け足で進められていた印象も受けました。

「ノーゲーム・ノーライフ」総評としてはかなりお勧めです。
まだ見ていない方はBlu-rayを購入して視聴して損はない物だと思います。

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